美容室集客はWebマーケティングが重要!失敗する事例と成功のコツ
  • 美容室の集客って何から始めればいいのかな?
  • インスタ集客だけでは限界?うまくいかない店舗も多いって本当?
  • 美容室のWebマーケティングについて、コンサルティングをしてくれる会社はあるのかな?

弊社では、自社で美容室経営を行い、Webマーケティングも社内にて実施しております。

今回の記事では、美容室集客におけるWebマーケティングの失敗事例と成功のコツをわかりやすく解説します。

美容室集客とWebマーケティングの相性

美容室の店舗数は、地域差はありますが、かなりの数があります。

顧客獲得が難しくなった背景

オシャレに気を使う人や清潔感を気にする人が増えているのに、新規顧客の獲得が年々難しくなっているのはなぜ?

答えは、いくつもあります。

  • 人口減少
  • 過疎化
  • 収入格差

などの地方が抱える深刻な問題もあり、年々難易度が上がっております。

美容室の数は、年々増加しています。

2023年1月19日付で発表された「令和3年度衛生行政報告」によると、美容室は、26万4223件でした。

2020年には、25万7,890店舗でしたので、たった3年で、6,300軒、つまり年間で2,000軒もの新規出店となっております。

Webによる情報収集の加速

美容院で認知度を高めるには、地域密着型のビジネスも欠かせません。

地方誌媒体と呼ばれる無料のポスティング対象に広告を掲載することも重要です。

しかし、配布物やポスティングされた媒体を一切見ようとしないユーザーも増えています。

インターネット検索を行い、こだわりや悩み、好みに合うサロンを選ぶ人も増えています。

他にも、Googleや美容関連のポータルサイトを使って、口コミや評判の良いお店を探す方も増えています。

つまり、Web上における情報集を行うターゲットに対し、情報を発信していない場合、美容室も含めて、店舗集客のチャンスを逃す可能性が高くなります。

美容室集客に必要な要素

最近は、カット、カラー、パーマ、縮毛矯正などのメニューだけではなく、ヘッドスパ、セルフ脱毛など美容室と異業種や他のサービスをコラボさせている店舗も増えています。

技術力だけで勝負すれば勝てる!と思っていると、ちょっと違います。

  • 託児所やキッズスペースのあるお店を探している
  • ベビーカーで子どもと一緒に入れるお店はあるのかな?
  • カラーやパーマの待ち時間に脱毛をしたい
  • インスタ映えするようなオシャレなお店に行ってみたい

などさまざまなニーズに応えることができる店舗が集客を成功させている事例もあります。

つまり、顧客に美容室の魅力を感じてもらうことが重要です。

美容室のWebマーケティングは難しい?

ひと昔前であれば、美容室の宣伝や集客方法は、インスタグラムやYouTubeを使えば人が集まるという時期もありました。

地方でチラシ配りをすれば、人が集まったという時代もあります。

最近は、スマホやSNSに慣れた20代30代世代が独立、起業しているため、SNSの競争が激化するのは当たり前です。

しかし、集客に苦戦しているケースの方が増えています。

なぜなら、マーケティングの知識を得た上で実践している美容室が少ないためです。

SNSで投稿ができることと、集客ができるというのは全く次元が違う話です。

Webマーケティングで必要なデータ

Webマーケティングでは、簡単に言えば、差別化と強みのアピール方法がカギとなります。

どこでもやっている、他と同じでは、勝てません。

高いから来ない、安いから来るというのも間違いです。

自社の強みを明確にする

同じエリアで10、20のサロンがある中で、どうしたら生き残れるのでしょうか?

その答えは、「売り」が明確になっていることが重要です。

先述の事例の他にも、年齢や性別、髪質などに特化したサービスを提供するお店もあります。

例えば、スパイラルパーマはどこのお店でも対応しているわけではありません。

10店舗あるお店の中でも3店舗しか対応していない。

このようなメニューをメインとすることで、新規顧客を獲得する方法もあります。

主なターゲット層は慎重に選ぶ

美容室を使う顧客は、10代~80代まで幅広い年代と性別がターゲットになります。

更に、通う範囲も半径5㎞以内から他県まで範囲は様々です。

では、主なターゲットは誰になるのでしょうか?

例えば、新卒社会人をターゲットとした場合、その売りは?

「リクルートプラン」

「リーズナブルな価格設定」

「トレンド(流行り)のカラーやカット」

など相手の求めるニーズに対して、需要と供給のバランスを見極めることが大切です。

他にも、

  • 成人式
  • 入学式、卒業式や学校のスケジュール
  • 結婚式、同窓会などの集まり
  • 転職時の業種、職種に合わせた髪型

など、年齢や性別によって、ユーザーにとって魅力的だと感じるメニューは異なります。

マーケティングを考える際には、まず顧客のニーズを把握することが大切です。

美洋室がWebマーケティングで成功するコツ

ポータルサイトの口コミ、評判は信じられない、胡散臭い、やらせ?などと感じている人も増えています。

初回限定の割引やクーポンを目当てにして、2回目、3回目のリピーターがいないという悩みも増えています。

美容室,ヘアサロンのリピーター率アップのコツ【メリットやうまくいかない原因】

では具体的に何をすればよいのでしょうか?

ポータルサイト登録が必要な理由

ポータルサイトは、入口となるウェブサイトのことです。

美容、医療、不動産、転職、引っ越しなどさまざまなサービスごとのポータルサイトが存在します。

しかし、有料プランを選ぼうとすると、維持費や管理費、紹介手数料が高いといった悩みも増えています。

ホットペッパービューティー掲載料は高い?【プランやメリットデメリット】

しかし、弊社ではあえて無料掲載だけは必ず利用するようにお伝えしております。

特に、自社公式サイトがある方にはおすすめの理由があります。

  • ポータルサイト利用者にアピールができます。
  • 初期の登録や公開は簡単です
  • 独自機能を利用することができます

あくまで、ランニングコストを気にせずに、掲載できる状況で継続しましょう。

公式ホームページは必須

公式サイトを持たず、インスタだけで集客しようとしてももう通用しません。

なぜなら、店舗の情報が不足しているからです。

簡単に言えば、以下の点について、安心できません。

  • なぜ公式サイトがないのかがわからない
  • 本当に実在するのかわからない
  • 店内の様子などを写真などで確認できない(ポータルサイトの無料掲載では枚数制限があり、情報が少ない)

など、信頼性に欠ける状態になってしまいます。

つまり、Webページと同じ内容だと思っていただける環境を用意する必要があります。

公式ページには、デザイン性もこだわって、機能面も重視して、ブログ付にして、といろいろやろうとすれば金額は大きくなります。

必要な情報を絞り込み、決められた予算の中で、ユーザーにとって使いやすい、わかりやすいサイトに仕上げることが大切です。

SNSを運用する

公式サイトと同様に、SNSアカウントがないというのは、信用の不足に繋がります。

美容室が多く、露出されない可能性があっても大丈夫です。

まずは、店舗にご来店いただきましたお客様に今後のお得なキャンペーンやイベント情報を確実に届けるためにInstagram,TikTok,YouTube,Twitter,facebookなど何でも良いので、登録しておくことが大切です。

特に、SNSでは、トレンドを意識した情報発信やお役立ち系の情報を投稿することをおすすめします。

弊社では、SNS広告やSNS運用代行サービスも行っております。

SNSマーケティングとは?広告のメリットデメリット【費用対効果と成功事例】

MEO対策を行う

MEO対策とは、Googleマップを利用するユーザー向けに行われる施策のことです。

Googleマップなどの地図アプリを利用しながら、アクセス情報、営業時間、混雑状況、口コミ等をチェックする人が増えています。

店舗集客向けMEO対策おすすツール11選【比較ポイントや選び方を徹底解説】

以下のようなメリットがあります。

  • 見込み客にアプローチしやすい
  • ポータルサイトよりも上位に表示される可能性が他界
  • 口コミやレビューを閲覧してもらえる
  • SEO対策よりも難易度が低い

などがあります。

美容院でリピーターを増やすコツ

では実際にどうしたらリピーターが増えるのかを解説します。

割引やキャンペーン

多くのサロンが既に実践しているのが、割引制度。

具体的には、

  • 施術日から経過した日数毎に割引額を設定する
  • 同じメニューを割引する
  • ポイントカードを作る

こうした内容が集客に影響を与えることをアンカリング効果と言います。

アンカリングとは、アンカーと呼ばれる先に与える情報が判断をゆがめアンカーに近づく心理学の現象のこと。

最初に与えられた数字(アンカー)を基準に考えることで、その後に提示された別の数字への認識が異なるという状態です。

マーケティングの場合では、「通常価格よりも●%オフ」という表示があると、とてもお得に感じられる。

お得に感じるのは、元値を提示するとさらに安く感じられるのです。

つまり、売上増加につながると考えられています。

メルマガやダイレクトメール

メルマガやダイレクトメールを活用することは、アンカリングの仕掛けと考えます。

いくらお得な情報を用意しても、お客様が知らなければ価値がありません。

そこで、周知、認知を拡大するためには、お客様個人にデータを届ける必要があります。

チラシや地方誌のように、不特定多数に発信するのではなく、新規顧客として来店された方のみに配信するからこそ、お得に感じてもらうことが可能です。

口コミを視覚化する

店舗の口コミをより多くの人に見てもらうための環境を整えましょう。

具体的には、ポータルサイトよりもGoogle口コミのほうがおすすめです。

Google口コミを推奨する理由は、ポータルサイトの信用力の低下です。

サロン用のポータルサイトなどに掲載されている情報を鵜呑みにしない、信じないというユーザー向けに少しでも自分たちのお店の顧客の書込みを見てもらうための環境を考えましょう。

丁寧な接客と清掃を徹底

お客様に寄り添うのは、接客態度だけではありません。

お手洗いやカウンター、サロンの鏡や床など設備をキレイにすることも大切です。

接客が良いのに、トイレが汚いというのは、お客様によっては、残念な気持ちになってしまう原因に繋がります。

外見的にも人と人のコミュニケーションでも他のサロンよりも優れている点をアピールしましょう。

料金やサービスと顧客ニーズ

技術のあるスタッフが多数在籍していても、そのエリアにその価値を求めるお客様がいなければ、新規もリピーターも増えません。

優先的に見直すべきは、カット+カラーのように複数の施術を行うメニューです。

  • 客単価は高すぎるのか?
  • 顧客の満足度は?
  • クレームややり直しなどの状況は?

など、顧客ニーズに合っていないと感じるメニューを見なおしましょう。

予約システムやキャンセル率

サロンに予約をする方法は、LINEが楽と思い込んでいませんか?

確かにLINEも落ですが、人によってさまざまなアプリを使っています。

具体的には、

  • Googleカレンダーなどとの同期
  • 電話用アプリの利用
  • ポータルサイト

詳細を入力する手間を省いたり、お客様の都合によるキャンセル等への対応方法等来店につなげるための動線も見なおしましょう。

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