
- 検索結果の上位に表示させたい!
- 検索結果の上位に表示させることができますと言われたけどSEO対策のこと?
- リスティング広告とSEO対策は何が違うの?
こんなお悩みがありましたら、株式会社クロコにご相談ください。
Web集客方法には、いろいろな手段があります。
それぞれの特徴や違い、メリットデメリットを知ることで、自社のサービスや製品と相性の良いサービスを使い分けることが大切です。
より効果的な集客や売り上げアップにつなげるための施策をご提案しております。
今回の記事では、リスティング広告とSEOの違いや使い分けのコツを解説します。
リスティング広告とSEOの違い

まずは、リスティング広告とSEOの決定的な違いを検索結果画面キャプチャを使って解説します。
リスティング広告とは

リスティング広告とは、インターネット広告の一種です。
検索エンジンで一般ユーザーが検索したキーワード単位で、関連した広告を検索結果画面に表示させる広告のことです。
別の言い方は、いろいろあります。
- 検索キーワード連動型広告
- 検索広告
- 検索キーワード子王国
- クリック課金型の公告
営業電話で上記のような言い回しがあれば、リスティング広告だと思っておいた方が良いでしょう。
下の画像は、「美容皮膚科 銀座」で検索した時の検索結果画面キャプチャです。

上記の赤枠の部分が、リスティング広告の表示枠です。
Googleで検索した場合には、Google広告が表示されますし、Yahoo!で検索した場合には、Yahoo広告が表示されます。
簡単にいえば、検索結果で一番上に出るという表現で最上位に表示させることができるのが、リスティング広告となります。
SEOとは

SEOとは、「Search Engine Optimization」の略であり、検索エンジン最適化と訳されます。
【2023最新版】SEO対策とは?初心者向けにわかりやすく解説します
検索結果画面では、自社サイトの情報をリスティング広告の下にGoogleマップが表示される場合には、地図のすぐ下に表示させるのが検索結果1位という考え方になります。
別の言い方では、自然検索結果で1位に表示させるとも言います。
広告との違いは、検索上位に表示させるための施策に費用を支払うかわりに、何回クリックされてもクリック毎に費用が発生しないことです。
リスティング広告とSEOの違い

リスティング広告 | SEO | |
即効性 | 期待できる | 期待できない |
掲載順位 | 上位表示が期待できる | 対策を行っても上位に表示されないこともあります |
広告費用 | 発生します | 発生しません |
初期費用 | 広告に出す専門ページ作成が好ましい(有料) | 既存の公式サイトがあればそのページをリメイクすることも可能 |
ランニングコスト | クリック単価のオークション単価が上昇すれば毎月の広告費が高くなる可能性がある | 成果報酬型と毎月固定型の2つが一般的である |
つまり、それぞれにメリットデメリットがあります。
リスティング広告の特徴

リスティング広告は、即効性が高いのが特徴です。
しかし、以前のような反応は期待できないとも言われています。
即効性が高い

あくまで、SEO対策と比較した場合には、より早く検索結果の上位に表示されやすいです。
さらに、リスティング広告に使用する専門ページを用意することで、成約(コンバージョン)が発生しやすいキーワードもあります。
いち早く集客の効果を実感したい人におすすめの集客方法です。
SEO対策よりも上位に表示される

SEO対策でいくら頑張っても広告枠よりも上位に表示させることはできません。
つまり、検索エンジンにおいて、Webサイトでユーザーが最初に目にするのが、リスティング広告枠といえます。
SEO対策よりもクリック率が低い

以前よりも反応が悪くなった要因の一つが、クリック率の低下です。
原因は、いろいろありますが、中でも「広告」と表示されることで、ユーザーの心理的に「避けたい」「広告はいらない」という人も一定数いらっしゃいます。
つまり、いくら露出をしていても、あえて押したくないと考えるユーザーが増えてしまったことで、効果が半減する可能性があります。
継続するには費用がかかる

リスティング広告は、基本的にクリック型課金となっていますので、広告が出ているだけでは費用は発生しません。
しかし、リスティング広告を「見るだけ」が目的の人もクリックすれば費用が発生します。
簡単に言えば、100件、1000件分のクリック費用を支払っても1件も成果に繋がらない可能性もあります。
SEOの特徴

SEOのメリットデメリットをご紹介します。
上位表示は信頼される

まだ日本の一般のユーザーは、検索順位上位に表示されたページは、人気があると思っている人が多いのが現実です。
つまり、正確性や権威性などよりも、上位に表示されたページの情報なら信じようとする人が一定数存在します。
長期的な資産となる

SEOで検索順位上位のページを増やすことで、潜在客の発見やブランディングもできます。
個リスティング広告に出すよりも、初期段階はアクセスが少ないですが、中長期的にみると、安定的なアクセスが見込めるため、リスティング広告では考えられないようなアクセス数を生み出す効果も期待できます。
成果が保証されていない

いかなる手段で対策を実施しても、成果が保証されている方法はありません。
成果報酬型サービスに申し込みをしても結果的に上位に表示されないこともあります。
ペナルティを受けることもある

リスティング広告とSEOの共通点として、ペナルティを受けるリスクがあります。
リスティング広告の場合には、広告を出すことができなくなりますし、SEOであれば、100以下に順位が下がる(圏外飛ばしといいます)こともあります。
リスティング広告とSEOの使い分け方

リスティング広告とSEOはどのように使い分ければいいの?
よくある質問にお答えします。
リスティング広告は顕在客向け

リスティング広告は、費用をかけてまでクリックしてもらう広告です。
つまり、ターゲットは、購買意欲が強い方や興味関心ではなく、行動をしたい人向けに配信することが重要です。
あらかじめ、商品やサービス名を知っていたり、すぐに購入や行動を怒脚やすいキーワードを見つけることも大切です。
SEOは、潜在客向け

一方で、SEOは、潜在客向けの認知、教育、共感などの情報が求められます。
具体的には、お客様の悩みに寄り添い、気付きを与えることが大きな役目となります。
SEOで検索順位の上位に表示させたページから、専門サイトや専門ページに誘導することも大切です。
リスティング広告とSEOどっちが良いの?

広告を出すべきか?検索順位を上げるべきか?
どちらか一方で試したいという方向けに選び方を解説します。
リスティング広告がおすすめの人の特徴
リスティング広告がおすすめの人は、ブランディングが完成していることが条件です。
わかりやすくお伝えするなら、「商品名」「サービス名」で検索している人がいるようであれば、アプローチしやすいと言えます。
一方で、ブランディングが全くできていない新規参入や新規出店などのサービスには不向きと言えます。
他にも、広告経費の問題もあります。
事前に、リスティング広告用の専門サイトや専門ページがない場合には、ランディングページの作成からとなります。
ランディングページがない場合には、広告出稿に必要なコストが足りなくなる可能性があります。
SEOがおすすめの人の特徴

SEOは、中長期的な考え方で、リスティング広告の費用を節約したい企業様におすすめです。
リスティング広告のほうが、敷居が低いため、新規の参入は簡単です。
さらに、資金がある会社のほうが個人事業主や中小企業よりも露出させやすいのも特徴です。
結果的に、少ないコストでも着実に認知を拡大させたい企業には、SEOを優先することをおすすめします。
リスティング広告とSEOの併用とは?

どちらも同時に行うとどんなメリットデメリットがあるの?
わかりやすく解説します。
併用するメリット
併用することで、中長期的にみると、リスティング広告とSEO対策のキーワードが明確になります。
リスティング広告は、顕在客の誘導用に適しておりますので、キャンペーンや期間限定のイベント等と相性が良いと言えます。
一方で、SEOは、中長期の集客を目的としますので、お客様の困ったことや悩みに寄り添いながら、ブランディングを行うことが可能です。
つまり、一過性の勢いで行動を起こす人向けには、リスティング広告で見せて、いつどこでどんな行動を起こすかわからない方向けには、SEOで単純接触の機会を増やすことをおすすめします。
併用するデメリット
どちらも同時に実施する際は、広告経費のバランスが重要になります。
リスティング広告でクリック単価の高いキーワードばかりを選んでしまうとSEO対策の費用が足りなくなってしまう可能性があります。
リスティング広告で安いキーワードばかりを選んでしまうと、リスティング広告の反応がなくなってしまうこともあります。
つまり、キーワード選定が曖昧な状態で併用をすると、垂れ流しにつながる可能性があります。