- サーチコンソールのデータの中に、CTRという項目があったけど何のこと？
- CTRが低いと上司から言われたけれど、何を言っているのかわからない。
- CTRが低い状態を改善するにはどうすればいいの？
リスティング広告やSEO対策などでこんなお悩みがありましたら、株式会社クロコにご相談ください。
今回の記事では、Webマーケティングの基礎用語である「CTR」の意味や改善方法をわかりやすく解説します。
CTRとは
CTRとは、Click Through Rateの略であり、日本語に訳すと、「クリック率」を意味します。
クリック率の計算方法
クリック率は、以下の計算方法を用います。
クリック率=クリック数÷広告や対象ページの表示回数（インプレッション数）×100
例えば、1000回表示されて、100回クリックされたら、クリック率は、10％となります。
クリック率が高いと、露出が増えますし、クリック率が低いと露出が減ります。
検索順位とクリック率
SEOで目指すべきは、Google検索で1位に表示させることです。
しかし、1位～3位にいるのに、なかなかクリックされないという悩みもあります。
SEOで検索結果の上位に表示されているけれど、なかなかクリックされない。
上位に表示されると、クリック率は何％が普通ですか？
よくある相談にお答えします。
seoClaritynotyの調査結果を以下にまとめます。
| 検索順位 | クリック率 |
| 1位 | 13.94％ |
| 2位 | 7.52％ |
| 3位 | 4.68％ |
| 4位 | 3.91％ |
| 5位 | 2.98％ |
| 6位 | 2.42％ |
| 7位 | 2.06％ |
| 8位 | 1.78％ |
| 9位 | 1.46％ |
| 10位 | 1.32％ |
サイトによっては、2020年より以前のデータでデスクトップとモバイルを分けてそれぞれのクリック率を開示しているデータもありますが、データの取得法によっても異なります。
リスティン広告でのクリック率
リスティング広告運用の際には、以下の条件が大きく数字に影響します。
- 検索媒体との相性（ターゲット選定）
- キーワードとの相性（ターゲット選定）
- 品質スコアによる露出頻度の影響
- 広告文、説明文の制度（代理店のスキル）
- 地域性と商品、サービスの需要
大まかな数字では、1％から３％と言われています。
こちらのデータとしては、2016年頃の業種、職種別のデータを開示している会社もありますが、2020年に向けての広告規制の変化等を考えると、あまり参考になりません。
大まかには、3％～6％程度、6％～8％、8％～10％以上等相性によって、大きく差が出ます。
特に地域密着ビジネスとして行われている小売りや旅行、観光、美容やヴィっとネス、不動産、修理や修繕、リフォーム、教育、美容室等の案件はクリック率が高くなる傾向があります。
一方、インターネット通信やコンサルティング、家庭用品、家電、趣味やニュース、転職、金融など全国エリアを問わないサービスのほうが、クリック率が低くなる傾向があります。
ディスプレイ広告と検索広告の種類によっても異なります。
よって、一概にまとめることはできません。
CTRが低い時の改善方法
弊社では、Web広告とSEO対策どちらのクリック率改善についても無料添削、改善提案を行っております。
まずは、御社の社内でできる内容をご紹介します。
キーワードを見直す
基本的には、検索順位の上位に表示されても需要がないキーワードもあります。
例えば、「美容院 格安」というキーワードを検索するユーザーに対して、高所得者向けの美容院が広告やSEOで上位に表示されてもクリック率が下がります。
【リスティング広告の場合】
キーワード選定は、キーワードプランナーで出てきたから何でも使うというのは間違いです。
地域性やターゲットの年齢層、その地域での需要と供給のバランスなどユーザーの検索意図やニーズを理解しながら、戦略を立てるようにしましょう。
無駄なクリックがある場合には、キーワードの除外設定を有効活用することをおすすめします。
【SEO対策の場合】
キーワード選定の悩みは、共通点があります。
例えば、「不動産 査定 銀座」等の地域を絞り込むキーワードを選んだ場合でも一社に依頼したいのか？それとも一括で依頼したいのかによって、ユーザーの行動は変わります。
「上位に表示されても、一社だけしか依頼ができないなら押さない」
こんなユーザーばかりが多いキーワードを狙って上位に表示させても無駄なコストと言えます。
ココが大事！
ユーザーの検索ニーズを理解していない担当者に任せるのは危険です。
必ず業種職種の現場経験と運用の経験を確認しましょう。
弊社では、美容院、飲食店、小売店を自社で展開しております。
Webマーケティングを担当するスタッフは、医療機関、不動段、人材紹介の経験者が担当しております。
さらに、社内には、動画事業、金融機関出身者、情報サービス企業の出身者が在籍しており、それぞれの経験を活かし、需要やニーズを確認しております。
ターゲット選定を見直す
ターゲットとは、地域、年齢、性別と言った分別だけではありません。
そもそも検索者には、以下の4つの意図があります。
検索意図の4分類をまとめてご紹介します。
| KNOWクエリ | 知りたい |
| GOクエリ | 行きたい |
| DOクエリ | やりたい |
| BUYクエリ | 買いたい |
専門用語では、検索インデント等とも呼ばれていますが、集客を目的としている場合、上記の4つの中で、KNOWクエリはSEO向きです。
その他のGoとDo、Buyの3つについてのみリスティング広告で絞り込むことが大切です。
（ここが大事）
リスティング広告の運用代行を依頼すると、毎月の予算を消化させることを優先する業者もたくさんあります。
クリック率が高いから良いのではありません。
問題は、ターゲットと合っているのかが重要です。
必ず、どんなターゲットにクリックされているのかを確認しましょう。
訴求ポイントと強み
キーワードやターゲットが適切に絞り込みされていても、自社の強みと関係のないキーワードではお客様の心に響きません。
「なぜこの会社が？」
「本当に大丈夫？」
「購入後のサポートは誰が担当するの？」
本業や会社のブランディングイメージと異なる異業種への進出の際には、十分注意が必要です。
この他にも、
広告表示オプションの設定
ランディングページの品質スコア
ライバルの市場調査
具体的な数字やデータの開示（根拠）
などまだまだ細かく確認するポイントはありますが、こうした情報を弊社のような代理店や専門業者がリサーチするのが本来の仕事だと考えております。
現在運用を依頼している業者がどこか信用できない等不安な点がある方はお気軽にご相談ください。
弊社では、まずリスティング広告でもSEO対策でも無料の現状分析を行っております。
お気軽にご相談ください。