インプレッションとは?Web広告で数字を増やす方法
  • Google広告、Yahoo広告の運用データが届いた!
  • インプレッション数、クリック数、コンバージョン数と書いてある。
  • それぞれが何を意味するのか全くわからない。

Instagram、Twitter、FacebookなどのSNSを含めたWeb広告によく出てくる基礎用語について解説します。

今回の記事では、広告用の基礎用語である「インプレッション」の意味をわかりやすく解説します。

インプレッション数とは?

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インプレッション数とは、わかりやすく言えば、広告が表示された回数です。

例えば、インプレッション数が2の場合には、2回広告が表示されたという意味になります。

広告が表示されたということは、ユーザーの目に入る機会があったと考えることができます。

つまり、インプレッション数が少ない場合には、広告がほとんどみられていないということです。

インプレッションの重要性

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どんなに広告に使ったLP(ランディングページ)を用意しても、表示されていない状態では意味がありません。

しかし、インプレッションが少ない=売上が伸びない、集客に繋がらないということではありません。

2つの重要な指標についてご紹介します。

CPIとは

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CPIとは、「Cost Per Impression」の略です。

意味は、広告を1回表示させるためにかかったコストのことです。

計算方法:広告費÷インプレッション数

つまり、広告費が少なくても露出をしやすいキーワードを探すための基準になります。

CPMとは

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CPMとは、「Cost Per Mille」の略です。

広告業界で視聴率を検討する際に使われます。

「Mil」は、1000を意味するラテン語であることから、使われるようになったといわれています。

広告対象者1000人に到達するために必要な広告コストのことです。

別の言い方では、「CPM」とも言われます。

計算方法:広告費÷広告の表示回数×1000

Google広告の場合、CPMに応じたインプレッション課金という項目があります。

表示回数1000回ごとに広告費を支払う課金方式です。

つまり、クリックされていない広告でもユーザーの目に止まっただけで、課金される項目があります。

具体的には、画面いっぱいに動画やBGMを流したりする「TrueView広告」やスマートフォンサイズに対応した「アウトストリーム広告」などの課金方式として採用されています。

インプレッションとPVの違い

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「PV」とは、ページビューのことであり、Webページが閲覧された回数です。

多くの会社に採用されているわけではありませんが、1つのWebページに複数の広告掲載をしている場合には、ページビュー1に対して、インプレッションは2となります。

リーチとの違い

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Instagramの管理画面でも見かける「リーチ数」。

「リーチ数」とは、広告を見たユーザー数をカウントしています。

同じユーザーが数回見た場合には、リーチ数は「1」となります。

インプレッションは、同じユーザーが3回閲覧すれば、「3」になります。

この辺りの数字を一緒に見ていると、どの数字が正確なのかがわからなくなってしまうことがあります。

インプレッションが少ないリスク

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広告運用の主な目的は、「ブランディング」や「露出を増やす」ことです。

つまり、ユーザーに届かなければ意味がありません。

特に分ランディングの場合は、クリック率やコンバージョンを考えるよりも、一旦インプレッションを増やすことも大切です。

原因は複合的に考える

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企業側が想像するキーワードとユーザーの探しているキーワードが必ず一致するとはいえません。

その理由の一つに、音声検索機能があります。

スマートフォンなどで話しかけることで検索できる機能が搭載されている端末も増えました。

よって、需要がありそうだと思ったけれど、意外に少なかったということもありますし、想定外に検索している人が多かったということもあります。

他にも、さまざまな要因があって、インプレッションが少なくなってしまっているということもあります。

インプレッションが増えない原因

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インプレッション数が少ない。

数日、数週間、数ヶ月経過しても何も数字が変わらない。

こんな時に歯、いくつか方法があります。

日額予算を増やす

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単純に、日額予算が少ない広告よりも予算が多い広告のほうが露出が増えます。

つまり、広告配信のチャンスはあるけれど、クリック単価が高いジャンルやテーマの場合は、予算をあげることも有効な手段といえます。

Yahooでは、い広告予算が原因で逃したインプレッションを「インプレッション損失率(予算)」という項目で確認することも可能です。

入札単価を上げる

1クリックの単価も広告主が決めます。

Web広告の多くは、オークション形式を採用しています。

つまり、オークションランクの高い広告のほうが優先的に配信されやすくなります。

※ページ内の情報とのマッチング率など入札単価以外の品質スコアも関係します。

ライバルが多いし、広告が多いと感じた場合には、少し単価をあげてみるのも良いでしょう。

広告の掲載方法を見直す

広告のターゲットを絞り込む又は広げるという方法もあります。

配信先となる性別、年齢、住まいのエリア、年収などのユーザー属性を絞り込むことで、ターゲットを絞ることも可能です。

しかし、ターゲットを絞り込むことで、ほとんど広告が出なくなってしまうこともあります。

キーワードやマッチタイプの調整

キーワードは、「部分一致」「完全一致」「フレーズ一致」という3つから選択することができます。

すべてを「完全一致」で設定している場合には、一部を「フレーズ一致」や「部分一致」に変更することで、インプレッション数を増やせる可能性があります。

広告の品質スコアを改善する

いくら広告文やキーワード選定がしっかりできていたとしても、表示される広告URL内の情報とマッチしていない場合には、広告が表示されにくくなります。

簡単に言えば、歯医者のクリニックで、犬の病気を紹介しているなどの情報が掲載されている場合には、品質が下がってしまうのです。

つまり、広告の品質を改善することで、これまでよりも露出されやすくなる可能性があります。

インプレッションと同時に確認すべきデータ

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インプレッションが少なくてもコンバージョンが発生することもあります。

合わせて確認しておくべきデータをご紹介します。

ビュースルーコンバージョン

ビュースルーコンバージョンとは、広告が表示されたのに、クリックされなかった、または課金対象となる動画視聴をしなかったユーザーが他のルートを使ってサイトを訪問したのち、「成果」となる行動を行った場合に計上されます。

もう少し簡単に言えば、広告では見ていなかったが、公式サイト経由で広告にも使用されているページを閲覧した上で、「予約」「相談」「資料請求」等を行った場合に、数字が反映されます。

この数字が1以上になっているということは、広告ページでは商品やサービスがアピールできているということになります。

つまりは、キーワードのミスマッチや広告文の設定ミスなどを見直す必要があります。

フリークエンシー

フリークエンシーとは、「頻度」や「周波数」を意味しますが、デジタルマーケティングの分野では、「インターネット広告への接触頻度」を指します。

簡単に言えば、ユーザー1人あたり何回その広告に接触したのかを表す指標です。

つまり、最初から行動を起こさなかったユーザーもちょっと気になっているという心理状態を把握するために利用できます。

フリークエンシーが多い時には、急激にページ内の情報を更新するのは控えましょう。

万が一、情報が大きく変わってしまうと、ユーザーが2回目以降に訪れた際、初めて見た時と異なることで戸惑ってしまう可能性があります。

よって、全体を見直したいという時には、フリークエンシーもチェックすることが大切です。

しかし、すべての広告で今回のデータが開示されているわけではありませんので、それぞれの媒体ごとの管理画面を確認しましょう。

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そこまで知られているサービスではないことはわかっていたけれど、あまりにも数字が少なすぎると思う。

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