
- 無料画像を利用する際にも、引用は必要?
- 引用と出典、参照などいろいろあるけれど何が違うの?
- SEO対策で記事を書きたいけれど、何を使えばいいのかわからない。
コンテンツ型SEOが主流になった2023年。
多くの企業様、個人がブログを投稿しております。
今回の記事では、引用と参照、参考の使い分けをわかりやすく解説します。
引用と参照の違い

引用とは
引用とは、わかりやすく言えば、外部の書籍やインターネット上に存在する文章をそのまま記述することです。
簡単に言えば、コピー貼り付けを行った時に使用します。
参照とは
参照とは、照らし合わせて参考にすることを意味します。
照らし合わせる対象としては、文章だけではなく、グラフや図などの資料も含まれます。
人からの見聞きしたものも対象となります。
簡単に言えば、手掛かりにすることを意味します。
引用との違いは、自分の言葉で表現している点です。
引用を使うべき対象と注意点

著作権侵害になるのか心配!
Webマーケティング担当者にも知識がないと、悪意が無くても黙って使用してしまうことで、トラブルに発展する可能性があります。
著作権法違反とは
引用については、第三十二条に記述があります。
(引用)
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
著作権法(昭和四十五年法律第四十八号)
著作者が生きているかどうかは問題になるの?
死後70年以上が経過するまでが原則となっております。
保護期間は、死亡、公表、創作の翌年1月1日が起算日となります。
死後50というのは、著作権法51条第2項にあります。
50年を経過するまでの間、著作権の保護期間となっております。
50年を経過すると、著作権が消滅することになります。
引用を使用する時の注意点
先述の通り、引用を使用するのは、コピー貼り付けと同じです。
つまり、自分の文章に書き換えることはできません。
引用した文章を手直ししたりする場合には、著作権者からの許可が必要になります。
メディア運営者が注意すべき著作権

オウンドメディア等を運営する際には、さまざまなコンテンツを参考にしていると思います。
メディア運営のライティングを外部のライターに依頼する際には、さまざまな注意が必要です。
肖像権
肖像権とは、肖像に帰属される人権のことです。
人格権と財産権に分類されます。
肖像権はどこまで対象かと言えば、顔や姿態をみだりに撮影したり、公表などされない権利のことです。
わかりやすく言えば、無断で顔写真を撮影したり、撮影したものをネット上で公開する行為は肖像権の侵害行為になりえる行為となります。
撮影を依頼したりするコラムを作成している際には注意が必要です。
著作権
著作権とは、作品を創作した者が有している権利のことです。
作品がどのように使われるのかを決めることができる権利を意味します。
どこまでが適用範囲なのかという質問が多いですが、「思想または感情を創作的に表現したもの」が著作物とされています。
具体的には、美術や学術、音楽、文芸などが属している対象となります。
事実だけを記載している内容は、著作物とは言えません。
著作権侵害で話題になるのが、テレビ番組の一部を切り取り使用する物。
他にも、映画著作物、公衆への口述や展示などが対象になります。
パブリシティ権
聞き覚えの無い方もいらっしゃると思いますが、パブリシティ権というものがあります。
有名人の氏名や肖像等に生じます。
顧客吸引力を中核とする経済的な価値を独占する権利のことです。
わかりやすく言えば、有名人の写真等を勝手に使用していると、多額の損害賠償を請求されるリスクもあります。
無断で使用して、ポスターを作ったりするのも侵害の対象となります。
単純に、顧客の吸引力を利用することを目的としていると判断されてしまうものが問題になります。
引用元の表示は必要です
引用文の使い方として、間違った使い方をしているサイトも散見します。
引用する時にもルールがあります。
引用する必然性があるのかどうか?
引用部分などが区別されているかどうか?
引用する著作物との主従関係が明確であるかどうか
などが重要になります。
さらに、引用を用いる際には、出所の明示も必要です。
SEO対策でコピペがNGの理由

文字数が足りない!
文章が思い浮かばない!
こんな時、他人のサイトの情報であると知りながら、コピー貼り付けを行ってしまう人もいます。
しかし、こうした行為は、NGです。
貼ってしまえばわからないと考えるかもしれませんが、そこも間違いです。
基本的には、アルゴリズムによって、文章がそのまま記載されているかどうかはすぐにわかります。
よって、記事の文章を書く際には、オリジナルの文章で仕上げてもらうようにしましょう。